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お墓は人を呼ぶ?

2018/02/13



前回の記事ですが、生駒の鹿畑墓地というところで、ちょっとした作業をしたとご報告しました。

ローソク立ての風防とステンレスの線香立ての、新しいものを設置してくるという仕事ですね。

それ自体は特にどうということもなく済ませ、お施主さんにご連絡して、喜んでいただけたんですが、その際に掲載した写真をあらためてご覧いただきたいと思います。

ビフォーアフターです。

 

お気付きになりますよね。

ビフォーの時点では、花筒に差された仏花が枯れかかっていますが、アフターでは新しいお花と、みかんやお菓子などもお供えされております。

実はこの日わたし、道具を持って現場に行ったはよかったのですが、ステンレスの線香立てのサイズが合わず、一旦会社に帰ってきているんですよね。

その間の不在の時間帯に、お施主さんがお参りにいらっしゃっていたというわけでして。

この日に作業に伺います、と予告して行ったわけでもありませんので、なかなか不思議なものです。

まあお墓の仕事をご依頼してこられるくらいですから、普段からお墓のことは気にかけられており、お参りがたまたま作業の日と重なったとしても、単なる偶然ということで済ませることはできます。

ただ、これに類するようなことは、お墓の仕事では実によくあります。

 

これまでも触れたことがありますように、墓地で仕事をしておりますと、そのお墓ないしはすぐ近くへのお参りに遭遇するということが、非常に度々起こります。

お施主さんが、仕事の様子が気になって見に来られるというのは、当然想定できることなんですが、その仕事にはまるで関係ない近くのお墓の方々まで、申し合わせたように作業の日にお参りに来られることが多い、というのは考えさせられることです。

われわれの業界の者はこういうのを指して、お墓が呼ぶ、とか、ご先祖さんが呼ぶ、とか言います。

近くで作業していて騒がしいからちょっと見に来い、といった具合に、お墓に眠っているご先祖様が子孫を呼びつける、ということですね。

 

もちろんオカルトと言ってしまえばそれまでですし、仕事の時に近くでお参りがあると印象に残りやすいとか、そういった事情もあるとは思います。

しかしこれに関して言えば、千単位でお墓があるような広い霊園で仕事を、それも真夏や真冬の平日に行なっている時に、すぐ隣の区画にお参りに来られるというようなことがしょっちゅうですので、ご先祖様というのは本当にいるんじゃないか、ということを考えさせられるわけですね。

おそらく日本全国どこの石屋に尋ねても、同じことを証言すると思います。

 

ですので、現場作業に際しても、こんな日にお参りなんてないやろ、などと思って現場を散らかしていたりするわけにはいかないんですよね。

ほんと、そういう時に限って、ご近所にお墓参りに来られます。

お墓で仕事をする場合は、常に襟を正していなければ、と思うわけです。

 

事実としてお墓が人を呼ぶ、というのは検証しようがありませんし、ご先祖様の存在についても同様です。

それは科学の問題ではなく、信仰の問題ということになるでしょうか。

ただやはり実感として、不思議なことはあるものだ、ということにあらためて思いを馳せた一件でした。


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